郷部の竣工写真を撮りました。
遅くなりましたが、御覧ください。
玄関です。
元の建物の茅葺きに使われていた煤竹を
天井や飾り床の枠に使用しました。
飾り床の壁にも以前の土壁の土と藁すさを混ぜて仕上げています。
床は檜、梁は以前の建物のものを
ほぼそのまま組み上げています。
子供部屋です。
離れと母屋をつなぐ位置にあり、
屋根を低くする必要があったため、
緩勾配の化粧垂木を露出した天井にしています。
離れはコストダウンのために、
上棟と同時にほぼ内壁ができる
板倉づくりを採用しました。
ここも元の建物の建具を使用しています。
キッチンは大人数でも使用できるかなり大きな天板です。
背面収納も作り付けです。
ちゃんと食品庫も確保しています。
洗面所です。
北側にあるので天窓を作りました。
そしてこれもご要望の多い洗面所クローゼット。
キッチンとも繋がり、家事が楽なようにしています。
離れの外壁は杉板張りです。
元のお住まいです。
口伝と間取り的には江戸中期、
少なくとも200年以上の前の建物だと思われます。